| 道場は異様な雰囲気に包まれていた。 仁王立ちに立ち並ぶ三年生の足元に、一年生と二年生がずらりと正座している。 「誰が俺の竹刀を折ったのかって聞いてるんだ」 部長の武中が割れた竹刀で板の床を打ったので、かなり大きな音が広い空間に響き渡った。 もうかれこれ一時間、この尋問は続いてる。 名乗り出る犯人も密告者も出ず、苛立つ三年生たちの矛先がそれ以外の人物に向けられたのはそれから間も無くだった。 「おい、上田!」 二年生で副部長の上田が、慌てて「はい」と返事する。 まだ幼さを残した顔が、怯えて引き攣っている。 「お前がちゃんと監督していないから、こんなことになるんだ。責任取れ」 「す、すみません!」 自腹で竹刀を弁償させられるのかと思った上田は、咄嗟に財布の中身を考えた。 欲しいCDがあったけれど、我慢するしかない。 そんなことを考えていた彼は、武中の次の台詞に心底驚いた。 「立って袴を脱げ」 「・・・え?なんでですか?」 「うるせえな、決まってるだろ。みんなの前でカイボーすんだよ」 上田の顔がみるみる真っ赤に染まる。 正直、二年生で副部長になった上田は、三年生たちとあまり仲が良くなかった。 彼らは竹刀のことを口実に下級生たちの目の前で辱めて、上田の威信を傷付けようとしているに違いない。 「さっさと脱げ。聞こえないのか!」 バシン!と竹刀が床板を打ち、それに反応した下級生たちがびくりと震える。 逃げたり抵抗したりしたら、もっと酷いことになる。 そう確信した上田は、悔しさと恐ろしさを噛み殺しながら袴をほどいた。 上田の袴の下は、どこのスーパーでも売っているようなチェックのトランクスだ。 剣道衣にトランクスというマヌケな格好を強いられている上田は、うつむいたまま沈黙している。 上田はなんとかこのままこの私刑をやり過ごせないかと、淡い期待を抱いていた。 人前で裸身を晒したくない。 部活の後のシャワーの時も、誰にも見られないように時間をずらしてまで隠してきた、体に関する劣等感があったからだ。 剣道においては顧問や先輩たちにも一目置かれるほどの腕前を持つ上田が抱く悩みとは、 男性としては未成熟であること。 なるほど引き締まって筋肉質ではあるが体毛が薄く、すらりと伸びた脛を覆う毛も、産毛と呼べそうなほど柔らかい。 しかしそれ以上に上田が隠しておきたい事実が、トランクスの中にはあるのだ。 「パンツも脱げよ」 顔を上げて垣間見た先輩たちの顔は、とても許しを請える雰囲気ではない。 観念した上田がトランクスを下げたが、やはり恥ずかしさでつい股間を手で覆ってしまう。 「なに隠してんだよ。足を肩幅に開いて、手は横に伸ばせ」 おずおずと手が寄せられ、まだほわりと柔らかい陰毛と瑞々しい色の性器が、部員全員の目の前に晒された。 その上田を部長をはじめとした先輩たちが取り囲み、さも面白そうにしげしげと眺める。 武中が竹刀の先端を上田の股間に突きつけ、汚物に触るかのように陰茎を持ち上げる。 「お前、すごい皮かぶってんだ。見ろよ、これ。立派な包茎だよな」 三年生たちが声を上げて笑っただけでなく、同級生や下級生たちまでもがクスクスと笑っている。 竹刀の先革に乗っている陰茎は綺麗な肌色をしており、すっかり皮をかぶって縮こまっていて、確かに惨めな光景だった。 「剥けてるのか?」 「どうかな。調べてみないと」 上田を囲んでいた一人が手を伸ばし、人差し指と親指で輪を作って、亀頭にかかった皮を剥き下ろす。 「・・・・っ」 普段は外気に触れない粘膜がぴりりとして、上田の肩が小さく震える。 「一応、剥けるね。でもこれじゃ、勃起しても皮が余るんじゃないのかな」 「勃起させてみろよ」 「OK」 まるで気軽なやり取りで、先輩が上田の肉茎を握り締める。 最初はくにゅくにゅと肉全体を揉みしだき、やがて固さを持ち始めたそれを皮を使ってズリズリとしごき上げる。 「ぁ・・・あ・・・・んっ・・・・ぅ・・・っ」 腰を引き必死に声を我慢する上田だが、初めて他人にしごかれる刺激に、彼の陰茎はすぐに完全勃起状態になった。 しかし、やはり亀頭はすべて皮に覆われている。 つい先日剥けたばかりの皮が、上田が何よりも隠したかった秘密だった。 「やっぱすげぇ皮余りだよ。ほら」 「あ!ぁ、ああぁあっ!」 ぺろりと皮を剥いては元に戻す動作を繰り返され、堪えきれなくなった上田が切ない声を出す。薄い皮膚しか持たない亀頭が濃いピンクに色付き、そこから脈打つような快感が全身に染み渡る。 「ずいぶん先っちょが弱いみたいだな。おい、少し鍛えてやれよ」 武中が笑いながら手ぬぐいを放り、それを受け取った先輩が皮を全て引き下ろす。 引っ張られてキチキチに引き攣った亀頭を手ぬぐいで覆われ、上田は彼らがしようとしていることに気付いて許しを求めた。 「やめてください!そんなことされたら俺・・・」 「うるさいな。お前に逆らう権利なんて無いんだよ」 なおも食い下がろうとした上田だったが、いきなり強い力で亀頭を摩擦されてそれどころではなくなった。 「ひぃぁああああああああぁああ!!ぁはぁあああああっ!!」 剥けたばかりの亀頭には強すぎる刺激。 ザラザラした表面の手ぬぐいが敏感な表皮を荒っぽくこすり、上田は頭の芯まで痺れるほどの快感を味わわされた。 「いゃぁああああああっ!」 先輩の手を振り解こうと腕を掴むが、根元からぎっちり握られていては逃れることはできない。 縦横無尽に動く手ぬぐいに亀頭どころか鈴口の内側の肉までこすられ、上田は掴んだ腕に体重を預ける姿勢で悲鳴を上げ続ける。 「我慢汁が染みてきた。こいつ、こんなことされて感じてる」 「変態じゃねえの?」 どっと笑いが起こったが、上田にはそれに構う余裕は無い。 これまで味わったことのない激しい快感でありながら、強すぎて射精できないのだ。 腰の中央で爆発しそうに疼く淫猥な悦びに翻弄され、喉が嗄れるほど叫びつづけるしかない。 「やめてぇえ!!うひぃいぁああああっ!やめ・・っ・・・ぁはあぁはああぁぁ・・っ」 「おい、もう勘弁してやれよ」 意外にも止めたのは、言い出した当の武中だった。 面白いところで止められて不満顔の仲間に対し、武中はさも可哀想だと言わんばかりの芝居がかった口調で続ける。 「剥けたばっかりで弱いんだろう。皮で覆って、こいつで止めてやれ」 武中の手に握られていたのは、小さな洗濯バサミだった。 思い切り皮を伸ばして亀頭を覆い、僅かに余った皮をこれで止めてしまえと言うのだ。 「そりゃいい。剥けたての弱いチンチン、カバーしてあげなきゃな」 勃起した陰茎の皮が軋むほどに引き寄せられ、亀頭がすっぽりと覆われる。 先端が洗濯バサミで止められると、それは幼い子供の性器のようになった。 「副部長がこんなお子様チンチンじゃあ、俺たち部員全員が恥ずかしいよ」 「部長の責任ッスよ」 誰彼と無く嘲笑が飛び交い、武中がそれにいちいち合わせて竹刀で陰茎を小突いたり持ち上げたりする。 「ぁ・・・んっ・・・・」 晒し者にされ辱められているというのに、上田の性器は亀頭を軽く叩かれ、陰嚢をグリグリと押される刺激に反応して固く反り返る。 「あーあ、カチカチにしちゃって。こんなのがイイのかよ、上田」 竹刀が尻の向こう側まで通され、軽く持ち上げるようにしながら前後に揺すられる。 冷たい竹とそれを束ねる中締めがコリコリと会陰をこすり、上田の陰部にむず痒い快感が生まれた。 「やっ・・・め、て・・・くださ・・・っ」 「へー。こういうのも気持ちいいんだ」 ペシリと会陰が叩かれ、上田の身体がびくんと震える。 上向きになった陰茎が重りとなっている洗濯バサミを頂いて、上下に首を振る。 カリの小さいロケット型の陰茎が腹筋の力で揺れるのは、玩具か何かみたいで部員全員の笑いを誘った。 武中はそうして陰部を重点的に責めることを、延々と続けた。 「さてと」 散々竹刀で小突かれて煽られた性感に翻弄されていた上田は、開放された安堵感で腹筋の緊張を解いた。 陰茎や陰嚢だけでなく、会陰や内股にまで弄られた感覚が残り、今でも疼き続けている。 もう何十分も勃起したままにされている陰茎が皮の中を汁でいっぱいにしていて、早く放出させてくれとせがんでいた。 「そろそろ竹刀の供養をするか」 武中が天井に向かって恭しく竹刀を捧げ持ち、適当な祈祷を詠み上げる。 不可思議な部長の行動に面食らった部員たちが見守る中、続いて武中が竹刀の握りである柄革にコンドームを被せ始めた。 「おい、それって、まさか・・・」 その意図に気付いた三年生たちがざわめく。 「ほら、針供養ってあるだろ。折れた針を柔らかいもんに刺して、労をねぎらうってヤツ」 「じゃあその竹刀を・・・」 「ああ。柔らかくてあったかい場所に刺してやるのさ」 上田と目を合わせた武中は、残酷な笑みを浮かべている。 「そいつのケツにな」 その瞬間、上田の恐怖は一気に頂点に達した。 下着を拾うことも忘れて駆け出す上田を、取り囲んでいた三年生たちが取り押さえ、押し倒し、仰向けの磔のように床に大の字に押さえつける。 「やめてください!お願いです!」 上田がどんなに叫んでも、興奮状態にある部員たちは誰も耳を貸さなかった。 それどころか両足がそれぞれ一人ずつに抱えられ、少し持ち上げながら左右に大きく広げられる。 これまで見えなかった、こちらも綺麗な色の肛門が姿を現し、その真正面に竹刀を持った武中が陣取った。 「暴れんな。腸を突き抜けて死ぬかもしれないからな」 優しげな口調で語られる恐ろしい言葉に、上田は声を失う。 拘束されたままの男性器越しに近づく竹刀と武中の顔は、上田を涙ぐませるのに充分な恐怖があった。 「そーら、飲み込め!」 「ぁ・・・ああーーーーーーーーっ!!」 道場を劈く悲鳴とともに、上田の肛門に深々と竹刀が刺さった。 まったく柔軟性の無いものに前戯も無しに貫かれ、痛みと異物感に襲われた上田が喉が張り裂けんばかりに叫びつづける。 「うるっせぇ・・・黙れよ!」 10cmほど埋没したところで侵入を止め、代わりに竹刀を上下に振る。 その途端、上田の内部に卑猥な感覚の変化が起こり、痛みに萎えていた陰茎が表皮が伸びきるほど固く反り返った。 初めての前立腺刺激に感じて、勃起したのだ。 「へえ、なんだよこいつ。喜んでんじゃん」 武中が竹刀を持ち上げ、手を放した。 腸圧に支えられたそれは勢い良く振り下ろされ、バシンと床を叩く。 「あっああーーーっ・・・」 ぶるぶるっと上田が震え、腹筋に引っ張られた性器がひくひくと喘いでいる。 明らかに上田は、竹刀の責めに感じていた。 「信じらんねー、こいつ。見ろよ、ケツに竹刀ハメられてヨがってんぜ」 「うわ、我慢汁漏らしてる。きったねー!」 「ぅは・・あっ・・・あぁー・・・ぁああーーーっ!」 口々に罵倒されながら尻を突かれ、それでも上田は甘声を上げ続ける。 煽られたまま放置された男性器は、前立腺へのダイレクトな刺激に突き上げられて爆発寸前なのだ。 「我慢してないで、イけよ」 武中が優しく微笑み、それからいきなり激しく竹刀で突き上げる。 「・・・・・ーーーーーーーーーーーっ!!」 大きく息を吸い込むような奇妙な呼吸音とともに、上田は射精した。 洗濯バサミで塞き止められた出口から先走りと精液の混ざったものがドロドロと流れ出し、体毛の薄い腹の上に流れを作った。 |




