白人美青年残酷淫虐調教絵巻・魔都編・その5

五星洞官能小説

昼過ぎに、三人は目覚めた。窓の外には、いつもと変わらない宿舎

の風景が繰り広げられている。学生同士が楽しそうに声を弾ませる。

しかしジョバンニは自分の体毛の無くなった身体を見つめると、

改めて悲惨な現実を感じざるをえなかった。

「コンコンコン」

ドアが鳴る。ジョバンニは助けを求め、一目散にドアに駆け寄ろうとした。しか

し、陣は動じない。ドアの向こうにいるのが誰かわかっていたからだ。

ドアを開けると、黒い背広を着た大柄な男が立っていた。数百万は

するであろう高級ブランドの腕時計をはめ、これまた一流メーカー

の靴を履いた、中国でも上海にしかいなさそうな種類の人間だ。し

かし普通の金持ちでないことはすぐにわかる。節くれだった拳には

殴りすぎでできたであろう拳ダコが盛り上がり、背広の下には格闘

家顔負けの筋肉がうかがえる。そして何よりも恐ろしいのはその顔

だ。凶暴さがにじみでたような面構えからは、人間より野獣を感じ

させる。そのぎょろっとした目でにらまれると、たちまちジョバン

ニは萎縮してしまった。その男、通称「鬼腕」・・・は、無造作にジョバン

ニの性器をつかみあげた。

「奴隷としての自覚が無えみてえだな、ああ?」

苦痛に顔を歪ませるジョバンニを、性器をつかんだまま部屋の中央

に引っぱり込み、どさっと投げ捨てる。

「よぉ!陣、元気そうじゃねえか!なかなかいい獲物を見つけたも

 んだなぁ。おお、そっちが前話してた竜って奴だな。うおおっ、

 とんでもねえのをもってやがる!こりゃ確かに、面白そうな話だ!」 

一気にまくしたてて、「鬼腕」は豪快に笑った。竜はすっかりこの男の

持つ「凄み」に飲まれてしまっている。

陣は相変わらず冷静だ。

「さっそく移動しましょうか。車ですか?」

「おお、用意してあるぜ」

「鬼腕」が外を指さすと、正門の前に黒い大きな高級車が止まっている。 

「いく前に、奴隷は奴隷らしくせにゃあ、なっ」

「鬼腕」は陣から短い紐を受け取ると、ジョバンニの性器と睾丸の根本

をぎゅっと縛った。中途半端に勃起を強要される形になる。そのま

ま服を着せ、一行は車の中に乗り込んだ。学院の学生がジョバンニ

を見たのは、これが最後であった。

車の運転手も怪しそうな、白いひげを蓄えた老人である。鬼腕はボディーガード

兼運転手だと教えてくれた。なんでも元傭兵らしい。車内で、鬼腕は自分た

ちのことについて竜に語った。最初は日本でやくざをしていたが、

あまりに殺人をしすぎてそろそろ警察から隠しきれなくなった。そ

こで日本中で家出少年や素行不良少年など、いなくなっても問題な

さそうな若者から美形を厳選し、短期間に誘拐できるだけ誘拐して

上海に高飛びしたのである。

それで彼らを調教して性奴隷として商品にし、今の組織を作り上げ

たのだ。陣とは、上海の組織が経営する売春宿に陣が留学早々乗

り込んできたときからの知り合いらしい。

「まあうちは少人数制だから、俺もボスとはいえずいぶん動いたよ 。

半グレの組織を一人で全員叩きのめしたときはさすがに疲れたな。ま

 あ美形が結構いたからとんとんだったが」

鬼腕は平然と語っている。

「こっちでも結構組織は潰したがね。この国はいくら殺しても賄賂

 でどうにでもなるから、楽なのなんの。公安にも政府にも軍にも、

俺の顧客はたくさんいる。金とコネがあれば、問題ねえんだ」

つくづくとんでもない国だ。

「しかしこっちは獲物があんまりいねえからなあ。民族性かどうか

 はしらんが。そういう意味で、こういうのは貴重だね」

ジョバンニをじろりとねめつける。

「今からいくのは、俺の飼育小屋だよ。お仲間もいるぜ」

 車は、市中心部に走っていった。

「俺のビルだ」

摩天楼のように立ち並ぶ超高層ビルディングの一つを、鬼腕は指さ

した。表向きは普通のビルで、そっちの商売も儲かってはいるよう

だ。

「こんなとこにこういうのがあるとは思わねえやな」

普通に玄関から入ると、一回の奥にある「職員専用」と書かれたエ

レベーターに一行は乗り込んだ。ジョバンニは勃起した性器が窮屈

そうで、変な歩き方になっている。エレベーターのボタンに、二階

より上はなかった。地下十階まで、降りるためだけのエレベーター

だ。

「この地下はすべて飼育のための部屋だ」

鬼腕が説明する。

「B1、B2は組織の部屋。俺のオフィスもあるぜ。B3からB7

 までで、性奴隷を飼ってる。B8とB9が調教部屋の階で、B1

 0は・・・拷問と私刑だ」

不適に笑う鬼腕。

「あのー、僕にそこまで教えていいんですか?」

竜がおずおずと訪ねる。鬼腕はカッと笑って答える。

「何、陣や俺は他人を見る目がずばぬけてる。おめえさんは大丈夫

 だ。充分鬼畜だよ。それに俺と一緒で・・・」

鬼腕はいきなり背広の下からコンバット・マグナムを取り出して、

竜の股間に押しつけた。

「武器を持ってるじゃねえか!がっはっはっはっは」

「おやじっすね、相変わらず」

陣が苦笑した。そうこうしているうちに、エレベーターが「B8」

で止まった。

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