「ピザ、こっちによこせよ」
「お前、食いすぎだって」
二人の男が食卓を囲み、早めの夕食を取っている。
食卓に山と詰まれた食べ物はいずれも汚らしく喰い散らかされていて、彼らの品性を物語っていた。
「なあ、あんたも腹が減ったか?」
軽く焼いたマフィンにたっぷりと蜂蜜を振り掛けながら、男が床の方に向かって話し掛ける。
返事は無い。
小さな呼吸音が、規則正しく聞こえてくるだけだ。
「ご馳走になっちまって、悪いなぁ」
ピザを飲み下した男が、油でギトギト光る指をテーブルクロスで拭きながら言った。
「あんたも何か食うかい?」
二人が席を立ち、床にしゃがみ込む。
そこには、一人の青年が寝かされていた。
それも、横倒しになった椅子の脚にロープで括り付けられ、仰向けに尻を高く突き上げた惨めな姿で。
「辛そうだな。痛むかい?」
男の問いかけに、青年は答えない。
ただ、怒りに満ちた目を静かに向けるだけだ。
「そんな目で睨むなよ。メシを喰ったらすぐ帰るさ」
「ああ、それと」
もう一人がニヤニヤ笑いながら言葉を続ける。
無精髭を生やしたその男は、真上に向けられた青年の尻を撫でながら言った。
「小遣いをくれよ。少しでいいんだ」
剥き出しの尻に、両手が添えられた。
色白で滑らかな二つの肉を両手で丸く撫で、指先に力を込めて開く。
それから剥き出しになっている窄まりを人差し指で軽く押し、その指を会陰に向かって滑らせる。
青年の陰茎は半勃ちになっており、そのせいで硬くなっている会陰は押されたり柔らかに撫でられたりするたびに、青年の甘い衝動を引き出しているようだった。
「・・・・・ふ・・・・ぅ」
堪えていた吐息が漏れ、筋肉の張った胸がぴんと勃った乳首を乗せて上下する。
「突然上がりこんでご馳走になって、しかも金まで借りるなんて、申し訳ないねぇ」
男は悪びれた風も無く囁く。
執拗なほど陰部を這う手はふっくらとした陰嚢を弄び、血管を浮き立たせる陰茎をやんわりとしごく。
裏筋に沿って強く圧力をかけたと思えば、小刻みにカリ首を刺激する手。
「んぅ・・・っ」
ずくん、と青年の下腹に疼きが生まれ、腹筋が微かな痙攣を起こして陰茎を揺らす。
「あんたんチの冷蔵庫、色々入ってたよ。さすがに金持ちは違うねぇ」
「まったくだ。こういう小奇麗なところに住んでる人間ってのは、ケツ穴の色まで上品だもんな」
「人間の、クズめ」
潤んだ目が精一杯の虚勢を張って、二人の犯罪者を見上げた。
「そのクズにチンポしごかれて悦んでるのは、誰だ」
無精髭の声は穏やかだが、目は笑っていなかった。
「まあ、いいじゃねぇか。俺達がクズだってんなら、このお方はさぞかしお上品でご立派にできてるんだろうぜ」
その言葉に、二人はお互いを見合わせながら、下卑た笑いを浮かべる。
「なるほど。なら、ケツの中まで『お品がイイ』か、調べてみようか?」
痘痕面の男が、テーブルの上の容器を取り上げ、自分の中指に蜂蜜を垂らした。
どろどろと流れる金色の液体は、指を伝ってその下にある青年の尻の谷間へと零れ落ちる。
青年の瞳が怯えの色を湛え、無防備な部分がこれから行われる蹂躙劇から逃れようと、無駄な努力でひくひく蠢く。
「見ろよ、こいつケツを締めてるぜ。誘ってるつもりか」
「違・・・っ」
青年の反論は、たっぷりとぬめった指が肛門に突き立てられ、一気に押し込まれたことで中断された。
「ぅあぁっ・・・・・!」
ずぶりとめり込む指は、もう根元まで深々と刺さっている。
中を探るように指が回され、その都度苦しそうに引き攣れた呼吸音が聞こえる。
「ぁあ・・・ひぃ・・・・っ」
「確かに中まで上品だよ。すごい締め付けだ。ヤリまくりのズベ公とはエラい違いだ」
男は中指を、会陰をめくりあげるように動かした。
その瞬間、青年の不自由な全身が大きく波打ち、触れられていない陰茎がびくびくと上下に首を振る。
「んぅあぁあああっ・・・やめっ・・・イヤだっ!」
唯一動かせる首を逸らし、青年が切れ切れに嘆願する。
透明な粘液が鈴口に小さな粒を浮かべ、間違いなく彼が前立腺への刺激に感じていることを物語っている。
宙に泳ぐ両足の指が、ぎゅうっと縮まった。
「スゲぇ、スゲぇ。ケツでビンビンに感じてやがる」
「確かに感度は申し分ないな。でも、俺らのチンポを入れるには、狭すぎるんじゃ?」
男達の言葉に、青年の目が大きく見開かれた。
まさか。
その、まさかだ。
彼らは青年を犯すつもりなのだ。
「やめてくれ・・・金はやるから・・・誰にも、警察にも言わないから・・・」
「あたりめぇだ」
ぶちゅっと厭な音がして、指が抜かれた。
「金は貰う。タレコミもごめんだ」
無精髭がポケットから大きな男根型のモノを取り出す。
白くて巨大なそれは、シリコンでできた柔らかな表皮に覆われて、手触りはまるで本物のようだ。
底の方には電池ボックスになっている土台があり、黒いボタンが三個ほど付いている。
男がスイッチを入れると、それは低い唸りを上げながらグネグネと身を捩る。
「でもな、俺達にも慈悲はある」
「そうさ。こいつでしっかり広げてから、突っ込んでやるよ」
青年の目の前に、ぐるりとカリ首を回し続けるバイブレーターが突き付けられた。
青年自身のものよりも、一回りは大きい。
青年は息を呑んだ。
「無理・・・だ・・・・俺、壊れて・・・頼む・・・」
「俺達のは、これよりデカいぜ」
欲情に歪んだ醜い笑顔が、哀れな青年を見下ろしている。
「せいぜいそのお上品なケツを広げるこった。怪我したくなきゃな」
「あんたも気に入るかもしれんぜ。なにしろ、指で掻き回されてヒィヒィ悦ぶような坊やだからな」
「うぐぅ・・・・うぅううぅぅ・・・っ」
尾を引く唸り声がダイニングに響く。
太い杭のような塊が、青年の肛門にズブズブと埋没してゆく。
「狭ぇな」
ありすぎるほどの手応えが、初めて異物を受け入れる青年の直腸の狭さを伝える。
だが蜜に濡れたシリコンは、容赦無い力加減も手伝って、ゆっくりと確実に奥を目指す。
「んぅくうぅ・・ふうぅううっ」
肛門を、腸壁を押し広げられる苦しみに、青年の顔が歪む。
「苦しいか?でもなあ、」
ぐいっと最後に一押しし、男が手を止める。
「『ここ』は、気持ちいいんじゃないのか?」
スイッチが押され、バイブレーターが卑猥なダンスを踊った。
「ぅぁあぁああああああああ!」
ものすごい圧力がかかった中で前立腺をこね回して動く異物に、青年は膝下をガクガクと揺らしながら絶叫する。
快感の泉を道具でめちゃくちゃに抉られる、惨めで屈辱的な悦び。
ぴんと皮を張った陰茎が、ピンク色の亀頭をパクパクさせて喘ぐ。
「あぁああああーっ!止めてーっ!止めてーっ!」
「んん、なんでだ?あんたもチンポおっ勃てて楽しんでるじゃねぇか」
「先走りでダラダラだぜ、こいつ。しごいてやれよ」
相棒に促され、無精髭は空いている左手で青年の陰茎を揉みくちゃにしごく。
「あぁあひいぃぃいいいいいっ!」
尻の中を掻き回された上に陰茎を刺激され、青年はあられもない声で叫びながら、首を左右に振る。
楔を打ち込まれた二つの丘は、びくっびくっと規則正しく痙攣しながら、バイブレーターを締め付ける。
女とのセックスでも、オナニーでも味わったことの無い激流のような快感が、青年の下腹部の奥深いところから溢れ出す。
「やめてーっ!やめてーっ!」
「可愛い声で鳴くじゃねぇか。まるでレイプされるヴァージンだ」
「バックヴァージンってことだろ」
男達はゲラゲラ笑い、バイブレーターをゆっくり上下に揺する。
回転運動にピストンを加えられ、青年の悦びは最高潮に達する。
「イヤだーっ!あぁはっ・・・イヤーっ!」
「さっさとイっちまえ」
そう言って男は、手元のもう一つのスイッチを押した。
途端に振動音が大きくなり、バイブレーターを持つ男の手までも細かく揺らす。
「ああーーーーーーーっ!」
青年の拘束された体が弓なりにしなり、緊張した腹筋が波打つ。
そして、男の手の中で大きく膨らんだ陰茎が、熱い白濁液を勢い良く飛ばした。
「あーあ、こんな簡単にイっちまってよ」
痘痕面の男が、そのクレーターのような痕の残る顎を撫でながら、一筋の涎に濡れた青年の頬を叩いた。
「これだけサービスしたんだ。俺達のことも楽しませてくれよ」
「そりゃあ問題ねぇだろう」
もう一人が、バイブレーターの抜かれた、ぽっかりと口を開けた肛門を覗き込みながら言う。
「見ろよ、こいつのケツ。奥の方がヒクヒクしてやがる。とんだ名器だろうぜ」
ズボンを脱いだ男達の股間には、青年が見たことも無い巨大な男根がぶら下がっていた。
あまり硬さのないそれは、勃起してなお重たげに下を向いており、痘痕面の男はその下向きの凶器を青年の尻に押し込んだ。


