触手

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触手

鍾乳洞の奥深く、その古代神殿はあった。
誰一人到達したものがいないと噂されたそこに、彼は立っていた。

「・・・大した苦労も無く来ちゃったな・・・。噂はガセだったかな・・・?」
彼は歳は若いが勇敢で腕の立つ戦士だともっぱら評判の冒険者だ。
よりスリリングな冒険を求めてたった一人、この神殿へやってきたのだ。
しかし鍾乳洞の中には危険なモンスターも多くはなく、彼が望むような緊張感は皆無のまま、ここまで到達してしまったのだった。
「これじゃあ俺以外にもたくさんのヤツが来たろうな・・・。」
考えてみればここは神殿なのだ。
古代の人々が、訪れるたびに危険に晒されるような場所に神殿を作るはずが無い、と彼は呟く。

今は誰も信仰しなくなった古の神を祭る神殿は、天然の鍾乳石に何かの模様を彫り付けただけの原始的な作りだ。
しかも千年を越える月日のうちに新たな炭酸石灰が岩肌を覆って、その模様すらはっきりと見ることが出来ない。
冷たく湿った鍾乳石を撫でていた彼は、その模様の中にきらりと光るものを見付けた。
ルビーだ。
良く見れば、石灰に覆われた壁のあちらこちらに同じように装飾として埋め込まれたルビーがはまっている。
「すごい・・・・!いったいどれだけあるんだ?!」
これほどのお宝は生まれて初めて見る、と彼は思った。
同時になぜ今まで誰もこれに手を付けなかったのか、とも。

「なんだ・・・っ?!」
何か恐ろしく強い力に足を引っ張られ、彼は慌てて剣を抜いた。
「・・・・・・なっ・・?!」
足を捕えた『それ』に驚き、息を飲む。
『それ』は肉質で柔軟性に富んだ触手だった。
「離せっ!!この・・・・っ!!」
触手は剣の衝撃を吸収するようにぐんと伸びたが、鋭い刃に耐え切れずに千切れてどす黒い体液を撒き散らしながらびちびちと跳ねる。
「こいつは・・・なんなんだ・・・・?」
今まで見たどんな生き物にも似ていない『それ』。
何の気配も無く忍び寄った触手は、神殿の奥から伸びてきたようだ。

この中に、何かいる。
ぞくりと背筋に悪寒が走り、緊張が高まる。
次の瞬間、空気を凪ぐ音と共に、無数の『それ』が彼に向かって伸ばされた。
彼は後退しながら剣を振るうが、数十とも思われる様々な太さの触手は難なく彼の身体を締め上げ、彼の痺れた腕は唯一の対抗手段であった剣を取り落とした。
「ちくしょうっ!なんて力だ!」
触手は彼の全身を絡め取り、神殿の奥へと引き擦り込もうとする。
手足を突っ張って抵抗を試みるが、『それ』の力はあまりにも強い。
「ごほ・・・っ・・・・うっ・・・・ぐぅ・・・・っ」
胴や首を絞められ、呼吸が苦しい。
(ここは「誰一人到達したものがいない」神殿じゃない・・・・「誰一人帰ってきたものがいない」ってことだったんだ・・・・!)

触手は神殿の奥まで彼を引っ張り込むと、そこで動きを止めた。
苦しい息のまま闇に目を凝らした彼が見た『それ』は、あまりにも禍禍しい異形の生物だった。
目も鼻も無く、全体の三分の一を占める口だけが付いた、あまりにも巨大な肉塊。
口の周りには彼を絡め取っている触手群がびっしりと生え、横倒しのイソギンチャクのようにも見える。
とても知性がありそうには見えない『それ』が相手では、いかなる取り引きも成立しそうに無い。
彼は自分の冒険の終りを悟った。

触手が彼の着衣を引き裂く。
丈夫な綿で出来ているはずの布はまるで紙のようにビリビリと破れ、彼の周りに四散する。
触手群の中央でゆっくり開閉を繰り返している口がごぉごぉと呼吸音を立てている。
彼を押え付けていた触手に再び強い力が加わり、彼の身体はさらに『それ』の方に引き摺られた。
(・・・・死ぬのか・・・・)

彼が死を覚悟した時、それは起った。
一本の触手が彼の剥き出しになった肛門へ突き立てられたのだ。
「ぅうあ・・・っ!」
ぬるりとした触手が柔軟に形を変え、花の蕾のように細い先端で括約筋をこじる。
粘液の滑りを利用して侵入しようとする『それ』に、彼は必死の抵抗を試みる。
足を閉じて逃げようとする彼の太腿や足首にはさらに触手が巻きつき、ゆっくりと左右に割り開く。
まるで女が子を産む時のように両足がくの字に曲がったまま大きく開かれ、丸見えの菊座に便よりも太い触手がずぶりと刺し入れられた。
触手はうねうねと波打ちながら奥へと突き進む。
肉質な触手の表面が直腸の内壁に吸い付き、触手がぶるりと鎌首を振り上げるたびに重苦しい拡張感と目の前が白むほどの快感が彼を襲う。
「あぁーっ!ああぁあーっ!」
いつしか彼はあられもない声を上げながら全身を震わせていた。
『それ』の表面を覆っている粘液が付着した部分の皮膚が、燃えるように融けるように熱い。粘液を擦り込まれた直腸は初めての侵入にも関わらず柔らかく寛いで、触手が抜き差しされることさえ甘美な悦びに変換した。
自分を犯すおぞましい怪物に恐怖を感じながらも、このまま流されて射精したいと彼は願った。その間も休むこと無く続けられる肛虐に、彼の肉棒は固く勃起して蜜を滴らせている。
(・・・ぁ・・・・い・・・イきそぅ・・・っ・・)
恍惚の表情の彼がすべてを解放しようとしたその時、頃合いを見計らったように伸びてきた細い触手が、まさに射精寸前の尿道に侵入を開始する。
「ぁあっひぃぃあああああああっ!!」
焼け付くような感覚とはこのようなことを言うのだろう。
濡れていたところにぬめった触手が通るとはいえ、液体以外が通ったことの無い場所への刺激は、肉棒を萎えさせるのに充分だった。
萎れた分だけ奥へ進みにくくなってしまった触手はそれでも諦めずに尿道をくじり、それがまた新たな疼痛となって彼を苦しめる。
するとさらに別の触手が縮み上がった陰嚢の中の睾丸を絞り出すように掴み、締め上げ、微妙な緩急を付けて揉み込んだ。
「うぅあーっ・・・・あーっ・・・・!」
陰嚢を揉まれ、乳首を締められ、直腸を揺さぶられて彼の肉は徐々に固さを取り戻す。
尿道の蠕動運動が触手を押し出そうとするが、肉棒に巻き付いた触手にしごかれながらの侵入に、ほんの僅かな抵抗さえ奪われてしまう。
尿道を犯す触手は少しでも通りが良くなると前進を繰り返し、膀胱の手前辺りで止まった。
「ぁ・・・ぅ・・・・んっ・・・・・・」
無理な侵入に疲れ果てた彼の身体が弛緩する。
だが、触手は彼に休む間も与えずに最後の責めを行った。

何時の間にか数本に増やされていた腸内の触手が暴れ出し、前立腺を激しく押し上げたのだ。それだけで失禁してもおかしくない責めだと言うのに、今や尿道奥に陣取っている触手が反対側から前立腺を叩いている。
性感帯を内側と外側から殴られるような、痛みとも快感ともつかない感覚に、彼は泣きながら叫ぶ。
「いぃぁああああーっ!!あぁあああーっ!!ああぁあぁあー!!」
前立腺を絞られたことでイかなくとも精液が押し出されたが、塞がれた尿道からは射出できずに膀胱へ逆流し、尿道が割れるような激痛が射精時の恍惚と同時に奔流のように彼の理性を押し流す。
もはや死への恐怖は無かった。
尽きることの無い痛みと快感だけが全身を支配し、犯されている部分やしごかれ絞られている性器だけが彼のすべてだった。
怪物の大きな口がさらに大きく開かれたのを彼は見たが、触手に持ち上げられて逆さ釣りになって犯されている彼には、それが出口の無い快感地獄からの最後の救いにさえ見えた。

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