「はあ、はあ、はあ…」
ようやくS工業高校にたどり着いた誠一が肩で息をする。心の中はS工業高校の連中への怒りと、孝志の扱いに対する不安でいっぱいだが、意外と誠一は冷静である。まずは呼吸を整え、見つからないようにそっと体育館に近づいていく。
そのうち孝志の絶叫が誠一の耳にも届き始め、彼は拳を握り締める。
外からそっと体育館の中を覗き見る誠一。孝志は金玉責めの拷問でもはや失神寸前だ。
「オラオラ、俺達の『オンナ』のくせにそんな立派なモンぶら下げてるからそんな目に会うんだよ!」
「今日もそのでけえ玉袋空っぽにしてやるから覚悟しとけよ!」
半失神状態の孝志の頭に、昨晩の地獄がフラッシュする。不良どもに処女ケツをたっぷり犯されたあと、息も絶え絶えの孝志は連続強制射精を強いられたのだ。
ただでさえ掘られながら3回もイカされた後なのに、さらに5回も放出させられたのである。剥き上げられた仮性チンポの亀頭に強烈なローション責めを受けて悶絶しながら3回、起たなくなってからは肛門に指をねじ込まれて強制的に勃起させられた。
「明日からはトコロテンできるように調教しようぜ」
前後を容赦無く責められて、8回目の射精をしながら気絶した孝志に聞こえた最後のセリフであった。
そして今また、孝志は痛みで悶絶する。一度バスケットコートから降ろされ、次の拷問のためにバケツの水をかけようと不良達が近寄ったそのとき、体育館の扉が大きく開いた。
「貴様ら、何やってるんだ!」
玉責めで気絶した親友の姿を見て、誠一の怒りは頂点に達していた。鬼の形相で、十五人いるS工業高校の不良グループに歩み寄っていく。
「ははは誠一、お前さんが強いってのは知ってるが、いくらなんでも正面から来るってのは無謀過ぎるんじゃねえのか?」
「社長」がなかなか来ないため多少不安な栄司ではあるが、圧倒的な人数差に余裕綽々といった表情だ。しかし誠一には、不良どもが思いもよらない「切り札」があったのである。全員の目が一斉に誠一に注がれているそのとき、突然誠一が目を覚ました孝志に目配せしたかと思うと、サングラスをかけた。同時に親友の妙策を瞬時に判断した孝志が目をつぶる。なんのことだかわからない不良達に、
強力な閃光が襲いかかった。
「うわっ!」「なんだ!?」「見、見えねえよお!」
誠一が使用したのは、警察や自衛隊が使用している特殊閃光弾である。無論一般人が手に入れるのは難しいが、誠一は海外で傭兵をしている叔父にこっそり手に入れてもらっていたのだ。
たちまち体を丸めてうずくまる不良達。誠一は連中には目をくれず、素早く孝志の元に駆けよって縄を解き、服を着せた。白い肌に残る縄の痕、鬱血した金玉、目の下のくま、すべてが痛々しい。しかし親友が来てくれたという喜びが、孝志にものすごいエネルギーを与えていた。怒りに燃える誠一と共に、不良達への逆襲が始まる。
「『社長』はまだか・・・」
栄司の全身から脂汗が流れ落ちた。



