飲み込む

18禁イラスト&SS
飲み込む

扇情的な赤いビニルクロスの壁に四方を囲まれた部屋の中央に、一人の男が腰掛けている。
大きな革張りの椅子にゆったりと体を委ね、男は壁際で二人の屈強な男に抱えられて立た
されている青年を眺めていた。
二十代前半であろうその青年は、両手を後ろ手に繋ぎとめる拘束具に自由を奪われ、それ
でも気丈に男を睨む。
「変態野郎」
吐き捨てるように青年が呟いたが、男は軽く眉尻を上げただけだ。
むしろ青年の反抗が楽しいのだろう、肘掛を指先で撫でては一人笑みを浮かべている。
「浣腸はどうだった?限界まで液体を詰め込まれるのは気持ちよかったかい?」
「てめぇ・・・」
赤い照明の下でも分かるほど、青年の顔が怒りで見る見る紅く染まる。
彼は先ほど、二人に四つん這いに押さえつけられて浣腸されていた。
しかも、最後には男たちの指で残りカスを掻き出されたのだ。
初めて肛門に異物を受け入れた彼にとって、それは決して楽なことではない。
下痢の欲求とたっぷり5分は戦い、挙句の果てに男たちの目の前で盛大に吹き上げたのだ
から。
それでも彼の目にはまだ、力が宿っている。
理不尽な暴力に屈しない強い意思を感じ、男はこれから始まる儀式がより素晴らしいもの
になるであろうことを予感してほくそえむ。
生贄は、こうでなくては。

「君は私を変態だと言ったね。尻穴にモノを咥え込むのは、変態だと言った」
「言ったさ。何度でも言ってやる。変態野郎」
「じゃあ君は、自分の意志でそういう行為はしないんだね?」
青年に嫌悪の表情が浮かぶ。
「当たり前だ。誰がそんなこと!」
「本当にそうかな?試してみようか」
男が二人の下僕に合図を送ると、男たちは太い腕に力を込めて青年を屈ませる。
青年も抵抗はしたのだが、二人がかりで押えられては勝ち目はない。
冷たいタイルの床に膝を突き、彼は男を睨んだまま膝立ちに屈む姿勢にさせられた。
「これがなんだか分かるか?」
男は椅子から立ち上がると、棚から巨大なシリコンの塊を取り出した。
それは一応、男根を模してはいたが、あまりにも醜悪な代物だ。
青年のペニスも立派だが、それは長さも太さも彼の二回り以上大きい。
しかも亀頭部分は大きくエラを広げている上、竿部分には小指の先ほどもあるイボ状の突
起がびっしりと生えているのだ。
台形の土台と竿の接合部分は肉が堆積したようにでっぷりと太っており、もしもこれを根
元まで入れたなら、無事では済まないと思えた。
まさか、これを。
口にこそ出さないが、青年の顔に不安と怯えが見え隠れする。
「簡単に言うとね、これで君をテストするんだよ」
男は粘性の高いローションを張り型に万遍なく振り掛ける。
ネチネチと音を立てて粘液がシリコンの表面を這い、海生生物か何かのようにぬめる。
それを青年の足の間に置くと、男は間近にある美しい顔に微笑みかけた。
「力を抜いて」
その瞬間、二人の男たちが青年の肩を押し下げた。
「んんあ!」
中腰の姿勢で引き締まっていた括約筋を、張り型の尖った先端が割り広げる。
身体を引き裂かれるような痛みに、青年は必死で上体を起こそうと突っ張ったが、上から
押えられる力には逆らえない。
「ぐぅうぅぅぅ・・・っ」
苦しそうに歯を食いしばり、青年は処女の穴に巨大なカリを受け入れた。
「苦しそうだね。指で慣らしてあげてはいたけれど、初めてのペニスがこの太さではね」
優しく声をかけながらも、男はさらに身体を押し下げるように手で合図を送る。
「ぐぅああぁあああっ」
ぶつっぶつっと音がして、イボが数個、括約筋の内側に消えた。
脂汗を滲ませて耐える青年の首と足首に、床に留められた鎖が繋がれる。
押え付けていた男たちが離れても、青年は鎖に抑制されて中腰のままだ。
「もしかしたら裂けるかと思ってたんだが、意外だね、無事のようだ」
男は再び椅子に腰掛け、下僕を両脇に侍らせる。
「君はアナル調教向きなのかもしれないね」
男が笑い、青年は殺気に満ちた目を男に向ける。
痛みが彼に、再び抵抗の強い意思を呼び起こさせたのだ。
「変態野郎。てめぇがケツ穴でイけるからって、一緒にするなよ。入れたいなら、てめぇ
のケツにしろよ」
白い肌が汗でしっとりと濡れ、誰の目にも苦しそうに見える青年は、それでも男たちを喰
い殺しそうなほどの怒りを向ける。
「誰が変態かは、すぐに分かるさ」
男の元に飲み物が運ばれてきた。
男は、ゆっくりと待つつもりなのだ。
「君が変態じゃないなら、頑張ってくれたまえ」


あれからどれくらい経ったのだろう。
時間にすれば2、30分だろうが、青年にはそれが永劫とも思えるほどだった。
首を低く繋がれているため、無理な中腰で耐え続けるしかない。
両足首を大きく広げるように固定されている姿勢での中腰は、膝と太腿が軋んで痛い。
しかも、尻には入ってしまったことが信じられないほどの張り型が刺さっているのだ。
無理に押し広げられている肛門の痛み、引き攣った筋肉の疲労。
だが、彼にはどうすることもできない。
もしも力を抜いたら、彼はこの恐ろしい杭の上に座り込んで、串刺しにされるのだ。
「頑張るね。確かに君が正しいのかも知れないな」
男が優しく微笑み、青年に近づく。
もしかしたら開放されるのかもしれないという希望が青年の中に芽生えたが、それはほん
の数秒だけだった。
「ご褒美をあげようか。こんなに萎えて、可哀想に」
コックリングをはめられた青年の陰部を、男の手が覆う。
肉茎をゆっくりと揉み、玉袋の中の柔らかな球体を指先で転がし、男は思うままにその感
触を楽しむ。
「ぁ・・・・あ・・・・っ」
巧みな指技に青年の快感が頭をもたげ、彼は切ない吐息を漏らしながら震える。
その時。
「ぐがあっ」
粘度の高いローションにまみれたシリコンが肉壁にこすれ、ぐちゅっといやらしい音を立
てた。
陰茎への刺激に緊張が緩み、青年は少しばかり腰を落としてしまったのだ。
数個の突起を飲み込んだ直腸が、ギリギリと悲鳴を上げる。
鈍かった痛みは激痛に戻り、こめかみから玉の汗が噴出す。
「おや、ちょっと進んだみたいだね。美味しいかい?」
返事は無い。
青年は痛みから逃れようと腰を浮かせたが、すでに入り込んだ突起が邪魔をして、排泄す
ることはできなかった。
なんとか痛みを散らそうと、浅い呼吸を繰り返すしかない。
「やっぱりこういうのが好きなんだろう?じゃなきゃあ、自分で腰を落としたりはしない
よね」
「違・・・・っ」
青年は何か言おうとしているようだが、声にはならなかった。
唇をもごもごと動かした後、再び歯を食いしばって沈黙する。
性器はすっかり萎えてしまっていたが、限界まで広げられてローションに濡れそぼった肛
門は、それだけで男の目を楽しませた。
「そうだ、君にプレゼントをあげよう」
男が次に取り出したのは、金属の洗濯バサミのようなクリップだった。
根元に分銅のぶら下がったそれを青年の目の前に揺らし、恋人に贈り物を差し出すように
うっとりと微笑む。
「君の乳首が小さいのが気になっていてね。僕は大きい方が好きだから、これをあげよう」
「これで挟んで引っ張れば、すぐに僕好みの豆みたいな乳首になる」
やめろ、と青年は言おうとしたが、言葉になる前に唸り声に変貌する。
「んうぅ・・・ううっ、うぐっ」
固いクリップに挟まれただけでも相当の痛みだが、錘によって乳首を引き伸ばされるのは
耐えがたい激痛だった。
思わず上体を下げてしまった青年は、身体の中心を貫く杭を、より深く咥えてしまう。
「ぁああっ!ああああっ!」
その悲鳴は、今までのそれとは違っていた。
「・・・・ほう」
男が感嘆の声を上げる。
萎えていたはずの青年の肉棒が固さを取り戻しつつあったのだ。
「あ・・・はぁ・・・っあ・・あは・・・っ」
青年は、自分の尻の奥で起きていることが理解できず、排泄を試みて括約筋に力を加える。
排泄までは至らないが少しばかり押し戻された張り型は、しかしやはり元の位置へずり上
がる。
「あっ・・・ひっ・・・やぁ・・・あ」
そのことによって性感帯がまたも刺激され、青年は甘い悲鳴を上げて痙攣した。
「すごいな・・・君はお尻で感じることができるんだね・・・」
男が興奮に上ずった声で呟く。
「う、うぅんっ・・・んぁ・・っ」
ぶるりと震えながら青年が身を捩ると、半勃ちの肉の先端から透明な汁がたらりと零れ落
ちた。
前立腺を押されて、先走りが溢れ出したのだ。
「ほら、ご覧。濡れている。君はお尻が気持ちイイんだな」
「あぁ・・・あ・・・違・・んふぅ・・あ・・・」
青年は泣きそうな顔で何かを訴えようとしたが、それは単なる喘ぎ声だった。
「ああ、おツユが垂れた。無理しなくていい、気持ちイイんだろう?ほら・・・」
嫌々をする青年を無視し、男の痩せた指が熱を帯びた肉棒をしごく。
尿道に沿って撫で上げると、溜まっていた粘液が鈴口から吐き出される。
それを亀頭に塗り広げられると、青年の皮膚の内側と外側からだくだくと溢れ出す快感が
生まれた。
「ぁあーっ、ヤぁーっ!あっ・・あ!・・や、ィヤ!ヤ!」
敏感になった皮膚の上を、ひりひりとした悦びが走り抜ける。
尻の中で発生した快感はいよいよ大きく膨らんで、彼の内側で何度も弾ける。
女を抱いた時にさえ感じたことの無い、最大級の快感だった。
「ラクになりたいんだろう?」
男は囁きながら、パンパンに膨らんだ陰嚢や固くしこった会陰を弄ぶ。
「だったら、腰を落とせばいい。君なら大丈夫だ。最高の快感を約束してあげるよ」

青年は涙に濡れた頬を上げ、男を見た。
生まれて初めての快感に戸惑うその顔に優しく口付けし、男は乳首のクリップを握る。
「手伝ってあげるよ」
クリップが引き剥がされる音と青年の絶叫、そして射精はほぼ同時だった。

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