拷訊

18禁イラスト&SS
拷訊

油屋八衛門に対する目明しの拷訊は、それはひどいものだった。
八衛門は竹竿に両腕を絡められた上に大番屋の土間の梁から吊るされ、爪先立ちのままで
下っ引きの振るう割れ竹に打ち据えられたのだ。
しかしいくら打っても、不義密通など身に覚えの無い八衛門が白状するはずもない。
「本当に・・・していないのです。親分さん、どうか、今一度お取調べを・・・」
「まだ言うか。そろそろ楽になりたいとは思わんか」
目明しはそう言うと、再び下っ引きに鞭打たせる。
「うっぐ・・・うっ!」
雷の如く響く、容赦無い鞭の音。
八衛門の押し殺した悲鳴が、軋む縄の音と共にか細く聞こえる。
割れ竹は大きな音はするが見た目ほどの威力は無いものの、それでも長く打たれれば辛い。
ましてや爪先立ちのままで打たれれば、吊られた肩で揺れる体を支えねばならず、その痛
みは生半可な苦しみではなかった。
そんな状況でも八衛門が耐え続けているのは、不義密通となれば打ち首獄門は免れないか
らだ。
「ふてえ野郎だ。いい加減、白状しやがれ」
「わたしは、本当に・・・」
「ほんとかどうかは問題じゃねぇんだ。やったと言やあいい」
上がり框に腰掛けていた親分が、にやにや笑いながら言った。
「油屋。おめえ、商売を頑張りすぎたんだ。おめえに潰れて欲しい人間がわんさといるの
をご存知かい」

八衛門はその言葉にやっと理解した。
なぜ自分に嫌疑がかけられたのか。
いったいどこからそんな噂が出たのか。
理解した途端、あまりの絶望に八衛門は目の前が真っ暗になるのを感じた。
どこぞから金を貰った目明しの目的は取調べではなくて、自分たちに都合の良い自白なの
だから。

「どうか・・・どうか、お許しください。お許しいただけたら、必ず親分さんたちに報い
ますから・・・」
「悪いな。もう貰うもん、貰っちまってるんでな」
「そんな・・・」
あれほど打たれても泣かなかった八衛門の目から、涙が零れ落ちた。
もう、自分は死ぬしかないのだ。
「分かったらさっさと白状しちまえ」
親分が八衛門の顎を掴み、軽く揺する。
打ちひしがれてなぶられるままの細面を見つめる親分の目に、今までとは違う好色そうな
光りが宿った。
「へえ・・・おめえ、色っぽい顔、するじゃねぇか」


無骨な手が八衛門の襟元に差し込まれ、滑らかな肌をさする。
腫れて熱を持った薄い胸を這う荒れた指先が、柔らかな突起を探り当てて止まった。
親分が口元をいやらしく歪め、小さな肉の粒をこりこりと揉む。
「なにを・・・っ」
驚いた八衛門の表情が、にわかに赤らんだ。
「・・・・あっ!」
揉まれて勃起した乳首を、指先で弾かれたのだ。
ぴりりとした感覚はむず痒さを伴って、胸から下半身に向かって染み渡る。
「おやおや」
親分は乳首を指先で転がしながら笑った。
「若旦那は、生娘みてえな顔をしなさる」
いきなり乱暴に襟を開かれ、赤く腫れた白い肌が剥き出しにされた。
まだ若い八衛門の乳首は色が薄く、親分の言う通り、幼い娘のようだ。
男の指に弄られて膨らんだそれは、胸を縛る縄と相俟って、艶かしい景色を見せていた。
「こりゃあ楽しめそうだ。ここいらで趣向を変えるとするか」
親分の手が今度は裾にかかり、合わせがめくられる。
行燈の灯りに照らし出された内腿には剛毛は無く、金色の産毛に覆われてしっとりとした
質感で男たちの目を楽しませた。
「お許しください・・・っ」
涙に濡れた頬をいやいやをするように左右に振りながら、八衛門は懇願した。
彼らが何をしようとしているのか八衛門には分からなかったが、岡場所の女を見るような
その視線に、底知れぬ恐ろしさを感じたのだ。
しかしその行為はかえって目明したちの欲情をそそることとなった。
縛られ吊り下げられ、片乳首と内股だけを晒した八衛門の姿は、あまりにも淫らだ。
それが不安定なまま首を振るものだから、くねくねと細い腰がくねるのだ。
「親分、誘っていやがりますぜ」
下っ引きが竹鞭の先でさらに裾をめくり上げ、八衛門の下帯までも晒した。
白い下帯に包まれた股間の膨らみの中央に、鞭打たれた時に漏らしたらしい小さな染みが
残っているのを、下っ引きは見過ごさなかった。
「漏らしたのか。んん?」
「ぁあっ・・・!」
割れ竹が膨らみに押し付けられ、ぐりぐりと捻られる。
布越しの器物の微妙な感触が甘酸っぱい靄となって、八衛門の腰を覆う。
「漏らしたのは小便だけじゃないんじゃないのか?」
「ああぁあっ!」
亀頭の辺りを重点的に刺激され、八衛門の悲鳴に歓喜が入り混じった。

緩められた下帯が、はらりと土間に落ちる。
柔らかい下草に覆われた八衛門の陰部は、乳首と同じく薄っすらと桃色を滲ませた淡い色
で、しかも亀頭のほとんどを皮に覆われていた。
「餓鬼みてえなちん棒、していやがる」
下っ引きが竹鞭のささくれで陰茎を押すと、そこは僅かに硬さを増して竹を押し返す。
「ぁ・・・あん・・・」
鞭に力が込められ、皮を無理に剥かれる。
いつも隠れたままの亀頭は奇麗な紅色をしており、摩擦に慣れないために感じやすいのか
少しの刺激でも下半身を痺れさせる悦びが湧き起こる。
「どれ、穴調べをさせてもらうか」
親分は右手指に行燈の油を浸すと熱を持った竿には目もくれず、八衛門の尻側にしゃがみ
込んだ。
左手で尻たぶを掴み、谷間に押し入れた親指でこじ開け、小さな窄まりを丸出しにする。
「奇麗な形だ。力、抜いてろよ」
油まみれの人差し指が谷間を何度か撫で、それから菊座の上で止まる。
穴に油を塗り込むようにひたひたになるまで指の腹で揉み解し、そこから一気に貫いた。
「ひぃいいいいいっ!」
突然の侵入に喉の奥から絞り出す悲鳴を上げた八衛門の尻の奥に、肉を広げられるなんと
も言えない圧迫感と、骨ばった指の関節がゴツゴツと当たる奇妙な感覚が弾ける。
「おうおう、きついきつい」
嬉しそうな親分は人差し指を根元まで押し込むと、ぐるりと半回転させて中を探った。
太い指先が探し物を見つけ出したのは、その直後だった。

「あぁああーーーあっ!」
八衛門の体が弓のようにしなり、半萎えだった竿がむくむくと伸びる。
皮を剥きながら正面に向かって伸びるそれを見て、下っ引きが声を上げて笑う。
「親分、若旦那は尻をまさぐられておっ勃ちになりやしたぜ!」
「そうかい。こっちもすごい締め付けだ。ほおら、こうして奥を突いてやると、指を咥え
込んで放さないほどに挟みやがる」
男の指は、探り当てた前立腺をしつこいくらいに揉み込む。
「ひいぃいぁあーーーっ!」
そのたびに八衛門は女が達する時のような切ない悲鳴を上げながら、尻を振り、竿をゆら
ゆら揺らす。
「よしよし、だいぶ開いてきたぞ。それ、もう一本」
「ひぃひいぃいいいーーーっ」
中指までが根元まで叩き込まれ、小さかった菊座を縦に引き伸ばす。
圧迫が増した分だけ前立腺への刺激もきつく、そこはほんの少し押されただけで背筋が捻
れるほどの快感が噴き出した。
「ひぎぃいい、んひぃ、ひいぃっ」
背を反らしたために八衛門は片方の爪先だけで体を支えねばならず、尻を掻き混ぜられる
たびに独楽のようにくるくると回る。
すると今やすっかり大きくなった竿が、からくりの玩具のように上下左右に振れる。
「すごい尻だ。初めてでこんなに感じるとは、たいした素質だな」
「これじゃあ若狭屋のお内儀との密通より、『大旦那と密通』って方がよかったかも知れ
やせん」
「まったくだ。そおれ、三本目も飲み込め」
「あっあっあ・・・あーーーーっ!」
とうとう薬指までもがすっぽりと尻に納まり、八衛門は尻の奥から温泉のようにぐらぐら
煮え立ちながら噴き出す激しい官能に絶叫するしかなかった。
「尻だけでも往けるんじゃないのか?んん?」
「はひぃっひいひぃいっ!」
「おや、こっちも涎で濡れている」
「ひいいいいいいっ!!」
空いた左手に竿を握られ、縦目を指先で撫でられた八衛門は、その瞬間に達してしまった
のではないかと思うほどの快感を味わった。
生来、真面目な八衛門は未だ女を知らず、手すさびすらもほとんどすることが無かった。
そんな体が尻と竿の快感の泉を同時に嬲られたのだから、それも仕方の無いこと。
「親分、あんまりしごいちゃ、こいつすぐに往っちまいやすぜ」
「分かってるさ。往かないようにこうして根元をきつく握ってやっている」
左手で竿の根元を握り締め、裏側から尻穴をぐちょぐちょに突き上げる。
「あぎゃあああああ!」
がくん、がくんと柳腰が前後に振れ、目を見開いて涎を垂らした細面が真っ赤に染まる。
達することも休むことも許されぬ、まさに地獄のような責めだった。
「さてさて、儂もそろそろ楽しませてもらうとするか」
唐突に指を引き抜いた親分が、自分の裾をからげて褌を緩めた。


後ろから抱き締められ、尻の割れ目に硬いものを押し付けられる。
「ぎゃああぁぁああああああっ!」
初めて雄を受け入れた瞬間の衝撃は、筆舌し尽くしがたい。
それでも指で慣らされ開かされた尻は、肉棒の程好い硬さにすぐに馴染んで、とろけるよ
うな甘美な悦びを腰の中で滾らせる。
「こいつぁ、たいした尻だ。こんな上物はなかなかお目にかかれねえ」
親分は細い襟足にうっとりと囁くと、自らの欲求を満たすためだけに腰を振るう。
「あぎぃ!ひいぃ!んぅっふぅああっ!」
突き上げられるたびに奇妙な声を漏らす八衛門だったが、それでも体の悦びは隠せない。
ゆらゆらと揺れる竿の先から零れる甘露が、尻で感じる快感を雄弁に語っていた。
「気に入ったぜ。打ち首にゃあ勿体無い尻だ」
「ぁああん・・・っ」
奥まで押し込んでから腰を回して刺激してやると、途端に八衛門が切ない声で啼く。
「島流しで済むように忠言しといてやるよ」
腰を回しながら竿をしごかれ、八衛門は瘧にかかったように震える。
「ぁあーーぁっ・・・はぁああんっ」
「あそこにゃあ、おめえさんのような男が来るのを待ってる奴らが五万といる」
八衛門の運命は、荒くれどもの慰み者に決まったのだ。
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