| 「いい格好だ。大股おっ広げて、全部丸見えだぞ」 男に揶揄された青年が、不快そうに眉を顰めた。 薄暗い部屋にぽつんと置かれたベッドの上、青年は両腕をベッドの柵に縛られ、さらに両足をM字開脚になるように棒にくくりつけられている。 もちろん彼は全裸にされており、男は萎えて腹の上に乗った男性器からきゅっと窄まった肛門まで、すべてを鑑賞することができた。 「この辺、奇麗な色をしているね」 男が手元のランプで青年の陰部を照らしながら、会陰から肛門に続くあたりをそっと撫でる。 闇に浮かび上がるそこは、明るい場所で見るよりも、ずっと淫靡で官能的だ。 男の指の腹が、会陰の中央に走る玉から伸びている筋を、羽根のようなタッチで辿る。 もどかしいまでのむず痒さ。 悪寒にも似た感覚が、触れられている部分から尻の穴を回って背筋の方まで、断続的に走り抜ける。 「ケツがパクパクしている。感じるか?」 「誰が!キモいんだよ!」 とうとう堪りかねた青年が声を荒げた。 「俺は変態じゃない!」 こちらを睨みつける青年を、男は無表情に見ている。 一瞬の沈黙が部屋を支配したあと、男が青年の肛門に人差し指を押し当てた。 「また浣腸されたいか?」 ぎょっとしたように、青年の目が見開かれた。 「私は、素直になるまで浣腸すると言ったはずだ。足りなかったか?」 青年が再び黙りこくる。 「そうだ、それでいい。いい子にしていれば、すぐに気持ちよくなる」 男は傍らのチェストを引き寄せ、いくつかの道具を上に並べ始めた。 「尻だけでイく感覚を、教えてあげるよ」 チェストの上に準備されたのは、薄手の手術用手袋と水溶性ローションのビン、それに束ねたティッシュが入ったビニール袋だった。 男が手早く手袋をはめると、ローションを手のひらに垂らして体温で温める。 「君からは見えないだろうが、肛門が少し盛り上がっている。何回も浣腸されたからだよ」 それを聞いた青年が顔を背け、頬を引き攣らせた。 大股を広げた屈辱的なポーズのままの浣腸が思い出され、青年は顔に血が昇る思いだった。 誰なのかも分からないこの男の前で、何度も繰り返させられた排泄は、青年を心の底から打ちのめした。 水道の蛇口のように透明な湯を噴き出す自分の肛門を、鏡で見せられたのだから。 「浣腸を繰り返すと、肛門が開き気味になる」 青年の表情を楽しみながら、男がぬるぬるの指を尻の谷間に這わせた。 「分かるかい?ほら・・・こうやって軽く指先で押すと、簡単に入ってしまいそうだろう?」 左手の中指が、肛門を中心に円を描く。 「ほーら、潤んできた。指が欲しいかい?」 青年は精一杯の反抗で、指を弾き返そうと肛門を力を入れて締めた。 男は急ぐでもなく左手で肛門を撫で続けながら、右手で陰茎を包む。 ぬめりを十分に使いながら、萎えた肉をしごき、弄ぶ。 「・・・・くぅん・・・・」 青年が小さく鼻を鳴らし、唾を飲んだ。 亀頭を万遍なく指で刺激され、肉棒が徐々に硬くなる。 「硬くなったぞ。キンタマまでパンパンに張ってきた」 陰嚢を右手で掴み、片玉を親指と人差し指で作った輪から、ちゅるりと押し出す。 「ひうっ!」 ビリビリッと電撃のような感覚に襲われた青年が、奇妙な呼吸で反り返った。 「痺れるか?そらそら」 男は睾丸を苛める手を止めない。 搾り出した玉を転がし、ひしゃげさせ、指先で弾く。 「ひっ痛っい!いっ!ひっ!」 わずか数秒間の責めだったが、青年にはその何倍にも感じられるほどの痛みと痺れだった。 やっと男が手を放した瞬間に、青年の汗ばんだ体が力なくベッドに沈む。 男の左手が素早く動いたのは、それとほぼ同時だった。 「んんふ・・・・・っ!」 中指で奥深くまで貫かれ、青年がブルッと震えた。 「根元まで入ったぞ。分かるだろう?ほら、ここまで入っている」 「あっぁあ!」 男が中で指を回し、指の腹で前立腺を押し上げた。 「ここだ。分かるか?ここだ。おや?さっきより硬く勃ってるぞ」 「んがぁ・・・あっあぅあっ」 的確に前立腺を叩く指に、不自由に曲げられた青年の体が揺れる。 「ほら、ガチガチになってる。しごいてあげるよ」 「ひぃあぁあはぁあああ!」 右手で肉棒をクチュクチュと素早くしごかれた途端、指を咥え込んだままの直腸が収縮して前後に震え、激しい衝撃が前立腺に叩き込まれた。 ただ陰茎をしごくのとは、段違いの快感だ。 「どうした?ずいぶん気持ちよさそうじゃないか」 「はっひぃやぁはぁあ・・・っああぁあっ!」 男のしごく手に合わせて、成年の尻がブルッブルッと痙攣する。 緩やかに陰茎をしごかれているだけだというのに、腰の奥からグチャグチャに融けてしまいそうな快感が、青年の下半身を覆う。 「一本じゃあ物足りなくなってきただろう。そら、もう一本」 「んうーーーーっ!」 薬指が押し込まれ、肛門が横に広がった。 劇的に増した圧迫感に、反射的に直腸が蠕動運動をする。 二本指で貫かれたまま腸が動いたため、青年は自らの蠕動運動で前立腺を刺激するはめになった。 「あぁあーーーあっはっああーーーぁあっ!」 快感に抗えない青年が、歓喜の悲鳴を上げた。 悶える腸の動きを表わすように、会陰がだくだくと波打っている。 「尻の中がうねっているぞ。この分なら、すぐに尻だけでイけそうだな。これで三本目だ」 「うわぁああーーーーーーー!」 人差し指から薬指までがずっぽりと差し込まれ、肛門が今度は縦に引き伸ばされた。 「ドライオーガズムって知っているかい?」 世間話でもするように穏やかに語りかけながらも、男の左手はピストンをしている。 小指が引っかからなかったら、拳まで飲み込まれそうな激しいピストン。 「ひっ、いっ、ひ、っ、いっ、あっ!」 ピストンに押し出されるような息をしながら、青年がガクガク揺れている。 三本もの指で貫かれるのは、その圧迫感だけでもたいそうな刺激だ。 しかも男はアナルの性感帯を熟知しており、青年の感じる部分を微妙にくすぐりながら押し上げているのだ。 「あっい、イイーーーーっ」 何度も閃光を見るような快感が、青年から正常な思考を奪ってゆく。 「射精無しのアクメのことだよ。男でも、何度も何度もイけるんだ」 「ぁあーーーぁ・・・ーーーぁっ」 四本指が青年を穿ち、彼はだらしなく涎を垂らしながら吼えた。 男が言うように、射精を強要されているような感覚。 しかしもちろん射精しているわけではなく、男の腕の使い方一つで絶頂感が何度も訪れるのだ。 「気持ちイイだろう?でも、本当の天国はこれからだよ」 男は尻を掻き混ぜながら、右手でビニール袋の口を広げ、青年の鼻と口をすっぽりと覆った。 中に入っているティッシュペーパーに染み込ませた揮発性の物質が、青年の肺に吸い込まれる。 「大きく吸って。そうだ」 「!?」 鼓動がどんどん速まり、頭の芯を火で炙られるような感覚が青年を襲う。 立ちくらみに似ためまいで世界が回り始めた頃、彼の全身の皮膚はいつもの数倍は敏感になっていた。 「効いてきたな。そら、イけ!イけ!イけ!!」 「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」 叩き付けるような四本指のピストンに、青年の咆哮が応える。 白目を剥いてガクガクと震える青年の筒先から、先走り汁がダラダラと流れ出る。 青年は完全なる歓喜の世界にいた。 まるで射精のような、オーガズム。 しかもそれは一瞬で終わることは無く、四本指に掻き回されるほどに、激しく長く、いつまでも続く。 尻穴だけが青年のすべてであり、絶頂だけが唯一の感覚。 「だらしない顔でイきやがって。ケツまでガバガバだ」 アミルニトライトの働きで緩んだ肛門は、男の指をかつてないほど深くまで受け入れる。 緩く曲げられた四本指が、腸壁の向こう側にあるコリコリと硬い性感帯を揉みほぐし、さらに汁を絞り出した。 「どうだ、射精無しのアクメは。よかっただろう?」 指が抜かれ、放心状態の青年の口に、また袋が当てられた。 「もっともっと太いものを受け入れられるように、調教してやるからな。すぐに、拳じゃないと満足できない体になる」 男の恐ろしいセリフも、激しい絶頂地獄に疲れた青年には聞こえていない。 「今度は中を覗きこみながら、指マンしてやるよ」 左手の人差し指と中指、右手の中指の三本が肛門に押し込まれたが、すっかり緩んだそこは抵抗もなく、柔らかな尻たぶが少し震えただけだ。 「広げるぞ。そーら。中が丸見えだ」 無残に縦に広げられた肛門から、ゾワゾワと蠢く直腸が覗く。 「いいか、ここが性感帯だ。ここだけでイく感覚を、覚えるんだ」 「あぁはぁああああ・・・・」 左手の二本の指に前立腺を揉まれ、青年が甘いうめき声で泣く。 指の動きに合わせて収縮する腸壁が、海生生物のようにやんわりと男の指を包んだ。 |
(絵師コメント) 指だけでイかせるの図。(#^ー^#)ノ 腕を全部描くと色んな部分が隠れてしまうため、 おきて破りの手首描写を採択。(笑) 無意味にリアルな腸壁がお気に入り。(^-^) |






