目隠しのせいで何も見えない。
両手もロープでぐるぐる巻きに縛られていて、使うことができない。
「ほら、こっち。座れよ」
背中側から肩を掴まれ、強引に座らされた。
尻に当たっている布の感触から、これがたぶんソファだと分かる。
そして、背中に感じる伊藤の体温。尻を挟み込むジーンズの硬い肌触り。
僕は伊藤の股の間に座って、彼の胸に体重を預けているのだ。
「鼓動が早いな。恐いのか?」
左の耳の穴に吐息のような囁きが注ぎ込まれ、背筋にゾクッと何かが走った。
むず痒くてくすぐったくて、思わず身をよじる。
「期待してるんだろ。見ろよ、こいつのチンチン」
前方の高い位置から長崎の声が聞こえる。
多分、僕のすぐ目の前に立ってるのだろう。
視覚を奪われると、それを補おうと他の感覚が敏感になるようだ。
「ああ、ほんとだ。軽~く勃起してるな」
暖かい手が僕の股間の肉を掴み、やわやわと揉む。
「・・・んく・・・っ」
じわっと甘い疼きが肉の芯から生まれて、会陰の方まで包み込む。
弄られている部分を中心に熱く昂ぶって、痺れていくような感覚。
「は・・・ぁ・・・っ」
「ちょっとしごかれただけでピンピンになった。感じやすいカラダだよな」
「あはは、くちゅくちゅいってる。先走りも出てるんじゃないの?」
「ん?どれ・・・」
先端の縦目を、親指の腹が素早くしごく。
尿道から染み出る粘液をこそぎ取るために、指が弱い粘膜に食い込むほどの圧迫で何度もこするのだ。
「はひっ・・・いっ・・・ぁああ・・・!」
痛い!尿道が焼けてしまいそうだ!
ヒリヒリして熱くて・・・でも声を出さずにはいれないほど気持ちいい!
「少し出てるな、ほら」
「あっはは!糸、引いちゃってるよ!」
「きったねぇ。おい、舐めろ」
伊藤の指が唇に触れる。
指は僕の先走りで濡れていて、ぺたりと唇に張り付く。
僕は黙って口を開き、舌を絡ませて吸った。
少し生臭くて塩辛い、独特の味。
本当はこんな屈辱的なことは嫌だけれど、この格好ではどんな抵抗も無駄だから。
それに言うことを聞かなければ、恐ろしい「躾」が待っている。
「ケツの方はどうなってる?」
「さっき指で掻き回したんだし、トロトロになってるだろ。見えるか?」
伊藤が僕の両足を抱え、引っ張りながら大きく開く。
尻が持ち上がって体がソファから少しずり落ち、下向きだった肛門が真正面に向けられる。
双丘が開いて、オイルで濡らされた割れ目の中心が外気を感じてひやりと冷えた。
「まだ潤んでる」
声がゆっくり下りてきて、僅かな空気の動きが湿った股間に伝わる。
長崎が屈みこんだのだ。
股間に息が降りかかるほど近い。
ふわりと体温で暖まった空気がそよぎ、僕の窄まりに長崎の指が触れた。
「ふふ・・・柔らかくなってるよ」
襞の一本一本を引き伸ばすように、長崎の指が括約筋を丸く撫でる。
そして指は、ついに僕の内部へと入ってきた。
「ぜんぜん抵抗ないよ。ああ、あったかい」
長崎の細くて長い指が、僕の中を探っている。
「ん・・・んんぅっ・・・・!」
性感帯を突かれて、自然にビクンと腰が跳ね上がった。
ああ、それ、嫌だ!
そこを押されると、イく寸前みたいな感覚が一気に全身に広がってしまう・・・
「すっげ・・・感じてるよ、こいつ」
「チンチン、ぴくぴく動いてる。笑っちゃうよな」
前立腺を中心に直腸をグチャグチャに掻き回され、僕は射精してしまいそうなほどの快感に、あられもない声で喘ぐ。
「あっああぁ!ヤ・・あっ!あーーっ!」
「ん?なんか言った?聞こえないや」
より強く、深くえぐるほどに叩き込まれる指。
快感の源を最も恥ずかしくて屈辱的な方法で嬲られているというのに、僕は腰をくねらせ声を張り上げ、先走りさえ滲ませながらよがってしまう。
「はひぃ・・ぁあーーっ!イっ・・・あ、ぁああっ!」
尻の奥がビクンビクンして、本当にイってしまう!
嫌だ!こんなことで、ペニスへの刺激以外でイくなんて、嫌だ!
「いっヤだ・・っ・・あはっ・・あ・・・ヤメ・・っ・・・んぅあ・・!」
「なに?こんなに感じてるくせに、イヤなわけ?」
指の動きが止まり、僕は前立腺刺激に強張っていた体の力をやっと抜いた。
きつく叩かれた最奥がジワジワと熱を発して、切ない感覚が体を蝕む。
視覚を奪われた上、前立腺への強烈な連続愛撫のせいで、僕の全身はひどく敏感になっていた。
僕の体を開いている伊藤はもちろん、今は僕に触れていない長崎の動きまでが、空気を伝って届く体温によって感じられた。
長崎の息、さっきより近くに感じる。
尻の谷間を撫でる吐息に、ピリピリと皮膚が反応してしまう。
「パクパクしてる。ほんとはもっと太いモノ、咥え込みたいんだろ」
違う、と言いたかったのに、喉まで痺れていて咄嗟に声が出なかった。
「返事がないってことは、図星?男のくせに穴が一番感じちゃうわけ?」
「森田、お前それ、変態だよ」
二人が笑っている。
本当に惨めだった。
「さて、クイズです。これはなんでしょう?」
僕の肛門に、つるりとしていて冷たいものが押し当てられている。
「当たったら、このクイズはそこでオシマイ」
「頑張って当てた方がいいぞ。でないと、タイヘンなモノを突っ込まれる」
伊藤が笑いながら、僕の足をより大きく開く。
なんだろう。
僅かに弾力があって、しかも結構大きいものだ。
「じゃあ、第一ヒント」
いきなり最大の力が加えられ、長くて巨大な塊が僕を貫いた。
「んんぅぁああっ!」
絞り出されるような、僕の悲鳴。
これ、なに?!
息苦しいほどに大きいのに、表面がつるりとしてるからどんどん入ってしまう!
「おおー、入った。さすがー」
「けっこー太いのに、たいしたケツだよね」
「あっ・・・ぁ・・・動かさないでっ・・・!」
異物は先端がかなり太くて、直腸をキチキチに埋め尽くしている。
圧力で前立腺が刺激されて、またも漏らしそうな悦びが疼き始める。
「答えは?」
「わ・・からな・・・・っ」
「それじゃ、第二ヒント」
「んぅーーーーーーーーーっ!!」
ピストンが開始され、僕は快感のあまり閃光さえ見た。
助けてくれ!
このまま、漏らしてしまう!
あ、ヤだ、そこ、そんなに突かないで!
「まだ分かんないのか。どうする?イかせちゃう?」
「二問目の楽しみが減るだろ。その辺にしとけよ」
「そうだな」
「ああぁっ・・・・はっ・・・・ぁ・・・・・・」
ずぼっと音がする勢いで異物が抜かれ、僕は疼いたままの身体で弛緩する。
だが、長崎は僕に休む間もろくに与えず、二個目の異物が谷間に当てられた。
「はい、二問目」
「おいおい、二問目からそれ、いくのかよ」
「だってこいつ、もう限界っぽいしさ。先走りダラダラだし、こいつでフィニッシュってヨくない?」
「それ、いいな」
伊藤の、悪意を含んだ笑い声。
なにか危険な物を感じる。
早く当てないと・・・・!
「早く答えないと、第一ヒント、出しちゃうよ」
「あ、ま、待って・・・っ」
さっきと同じ冷たさだが、もっと硬くてごつごつと歪な表面をしている。
しかも、一回り以上太い?!
こんなものを入れられたら、僕は死んでしまうかもしれない!!
「やめてください・・・!お願いだから、他の・・・」
「分からないわけね。じゃ、ヒント」
それは直腸をギリギリまで引き伸ばしてもきついほどの太さで、僕は声を抑えることも忘れて絶叫した。
苦しい!!助けて!!死ぬ、死んじゃうよ!!
「おい、足、おさえろ!」
長崎が右足に覆い被さり、二人が僕の股を極限まで広げる。
必死で異物を排泄しようといきんだが、大股広げて尻を突き出した格好では力が入るはずもなく、それは歩みを止めずに最奥を目指す。
「ぁあーーーーーーあーーーーーーーっ!!」
表面にびっしり疣がついていて、入り口をブツンブツンと震わせる。
疣がとうとう奥まで到達して、前立腺のすぐ裏側を極限に拡張しながらくすぐっている。
少し疣が潰れたのか、青臭い植物の臭い。
いったい、なに?!
ぼくはなにに犯されているんだ?!
「マジで入っちゃったよ。すげぇな・・・」
「しかもチンチン、完全勃起」
「よっぽど気持ちイイんだろ。こいつ、マジ変態だよ」
二人が動くたびに、ずうんと甘く切ない衝動が前立腺から生まれる。
疣がこりこりと性感帯を揉んで、このままイってしまいそう・・・・っ
いやだ、いやだ、そんなの・・・
とにかく答えなきゃ・・・・!
「野・・菜・・・」
「なんの野菜?」
長くて太くて疣だらけの野菜なんて、思いつかなかった。
それに・・・あぁ・・・ちょっと動かされただけで・・っ・・・思考が止まってしまう!
「惜しいなぁ。じゃ、第二ヒント」
素早く前後する疣の列が、押し上げ、前立腺を叩き、震わせる。
拡張の圧力だけで果ててしまいそうだというのに。
僕は絶叫しながら射精した。
甘い、甘い痺れが全身を覆い尽くし、僕は意識を手放した。






